コールマン NO.118 ビンテージ テーブルランプ スラントジェネレーター

エンボスリブファウントの初代、NO.117（1928～1930年/セパレートポンプ）と並行して、ビルトインポンプモデルで登場したNO.118。ハンドポンプ不要で点火できる優れもので、クラシックなエンボスリブにウッドハンドル、更にはジェネレーターが斜めに配されてバルブが下方向についているユニークなスラント仕様が人気でした。同モデルの色違いでNO.119もあります。このスラントジェネレーターは販売モデルが少なく大変希少とされています。実際にテーブルランプでは当NO.118とNO.119のみ、ランタンに関しましても220の初期モデルなどの数モデルでしか販売されておりませんでした。構造上に問題があったのか定かではありませんが、点火は問題なくします。どちらかというと、スラントにする必要がなくなったということかもしれませんね…。CQ系は直管仕様が主流で超ロングセラーの定番品ですし、わざわざコストのかかる（正確ではありませんが、部材が多いためコストがかかりそう）スラントにする意味がなくなったのかもしれません。

1920年代アメリカでの発売当時は濃いブラウンのファウントに443のクリームライトシェードが付き、ジェネレーターはQ99で売られていたようです。

テーブルランプ本体はすべて丁寧に研磨を施してブラスファウントをゴールドに磨き上げています。湿気の多い日本ではブラス素材は黒ずみやすいためKURE社の6-66がお勧めです。当方、こちらを愛用しておりますが、ブラスに限らず金属関連は防湿、防錆効果があります。キャンプの後、軽く吹きかけてあげるだけでゴールドファウントが長持ちしますし、ランプ本体のメンテナンスにもとても効果的だと思います。

本品はビンテージのアンバーシェードとの組み合わせになります。小さなドット柄が浮かび上がるホブネイル柄が特徴的な神秘的なアンバーシェード。ゴールドファウントとの相性もばっちりです。約2時間程度の点火テスト行っています。

今まで数種類のゴールドファウントシリーズを組んできましたが、やはりアンバーとの相性は鉄板ですね。

人の外から周りを照らす、ランタン
人の集まる中心にある、テーブルランプ

同じ灯りでも、その場にいる人に違った印象を与えます。
キャンプスタイルも変わってくるかもしれません。

《年代》
1928～1930年
アメリカ製
※正確な製造年は不明ですが、製造はこの約3年のみです

《商品内訳》
NO.118 テーブルランプ本体
アンバーホブネイルシェード

《燃焼 》
今回もすべて分解し、それぞれのメンテナンスをしっかり行いました。燃焼テストも行いましたが、問題なく点火しますので安心してお使いいただけます。当ショップのインスタグラムに燃焼確認動画を掲載していきますので、そちらでご確認ください。

《状態》
本体のオイルタンクですが、細かく見ますと小キズ、サビ、ヨゴレなどが多少あるものの全体的にキレイな状態です。すべてクリーニング済みできれいなゴールドに磨き上げました。2か所ほど軽度の凹みが見られますので、画像にてご確認ください。またフィラーキャップ周辺には工具の跡なのか、細かなキズが見られます。

ウッドハンドルも塗料を剥がした後に保護剤にてコーティングしてます。残念ながらハンドル下部に割れが見られます。こちらも画像にてご確認ください。おそらく前所有者がウッドハンドル上部の金具をきつく締め過ぎたために、ハンドル下部に負担がかかり割れてしまったと思われます。特にこのまま触らずに普通にお使いいただく分にはまったく問題ありません。

スラントの機関部もすべて分解清掃を行っています。エアーの噴出も良好で、点火のガス量も適切と感じます。バルブ部のエアー漏れを防ぐパッキンですが、当時のものは糸状のものを巻き付けて隙間を塞ぐものですがグラファイトパッキンに交換済みなので今後も安心です。バルブ部分からのエアー漏れもありません。

機関部に関しましてもすべて分解済みになります。サビ、煤、油汚れを除去し、クリーニング後に磨き済みです。ジェネレーターは画像のものが付きます。点火確認で使用しておりますが、問題なく点火しますのでこのまま交換せずにお使いいただけると感じます。燃料はホワイトガソリンをご使用ください。

アンバーシェードに関しましては経年保管によるこまかなキズ、ヨゴレなどございますが、全体的には良好な状態です。

※詳細は画像にてご確認ください。
※当ショップでは燃焼テストを行っていますが、年代物のため商品がお手元に届く際に燃焼するかは保証できません。ある程度メンテナンス出来る方、扱いに慣れた方を対象に販売させていただきます。
※ご不明な点は何でもご質問ください！
※送料・消費税込み