コールマン L220 最初期モデル 1928年12月製造 ツーマントル ランタン スラントジェネレーター COLEMAN ビンテージ グリーンレター パイレックスグローブ 完全分解清掃 メンテナンス済 美品 点火絶好調
コールマン L220 最初期 ツーマントルランタン
220系最初期のL220が入荷しました。
220系の歴史は古く、こちらのL220が1928年から1930年まで製造された後、220A(1930-1932)、220B(1932-1943)、220C(1944-1946)、220D(1947-1951)、220E(1952-1963)、220F(1964-1973)、220H(1973-1975)、220J(1975-1979)、220K(1980-1983)と全10モデル存在し50年以上続く超ロングセラー品です。時代と共に少しずつ仕様を変化させながら1980年代前半まで続き、286や288へ受け継がれていきます。
L220は1928年から1930年の約3年間のみ製造された希少モデルです。L220の中でも前期後期と分かれていて外観の見分けとしてはバルブの違いがあります。ただ大きく異なる変更点として
・バルブ形状がT88ジェネレーターのつくねじ穴つきのバルブ(前期)か、R55やQ77のつくねじ穴のないバルブ(後期)か
・タンクから燃料を吸引するフューエルチューブが2本に分かれている(前期)か、その2本が一体化している(後期)か
で判別が付きます。
上記2点で判別すると、実は少し曖昧なモデルになります。まずバルブはT88を装着することが可能なねじ穴付きのバルブになります。なのでジェネレーターで見ると前期モデルですが、タンク内部のフューエルチューブは一体化していますので後期モデルになります。これには訳がありまして1928年から製造の始まったL220ですが1929年前後モデルは部材がいろいろ交差しているようでまさに前期後期の過渡期にあたります。なので前期型のT88ジェネレーターがつきますが、フューエルチューブは改良された一体型の後期型がつく1928年12月製になります。勝手に中期型と命名してもよいかもしれません。。
本品はすべて分解後にクリーニングして磨きをかけた後に組み直しています。L220はブラスタンクにシルバーメッキですが残存状態が大変良くてなかなか見かけない美品です。また浮きサビもほとんどなくツヤの残る鏡面になります。ランタン本体は細かい部材ひとつひとつまですべてオリジナルになります。強いて言うならば当時はマイカグローブでしたが本品はサンシャインマークのパイレックスグローブを付けてます。マイカ好きな方も多くいらっしゃると思いますが、点火の際の脱着に神経使いますのでガラスグローブの方が取り扱いやすいと思います。
ジェネレーターはスラントならではのT88を使用しています。個人的にこのT88がビンテージランタンのジェネレーターの中で最強だと感じています。Q99にはないクリーニングニードルを備え、R55ほど大げさなものではないスマートなフォルム、アスベストチューブを使わないスプリングのみのジェネレーターのためプレヒートによる炭化の心配がなく半永久的に使用が可能、またバルブに直接ネジで差し込む仕様のため当時としてはバルブを回して点火の際にジェネレーター先端の詰まりをクリーニングできるという革新的な機能が備わっていました。ただ製造は2~3年とかなり短くL220の後期型からはR55が装着されています。どうやらバルブを回してニードルが先端のチップ穴から抜けた途端に詰まりを起こしてしまう現象が何度も繰り返し起こってしまう不具合があったようです。アスベストチューブがなく微細なヨゴレなどを堰き止める漏斗的要素もなかったため起こる現象ですが、定期的に使用する分にはさほど問題ではない、そして当時のガソリンに比べると現代のホワイトガソリンは不純物が少ないため詰まりは起きにくいと感じます。万が一詰まりが起きてしまった場合は圧を抜いた状態でバルブを数回回して先端をクリーニングする、あるいはジェネレーターを外して清掃してみるなどで解消されます。一般的なジェネレーターとは異なりスプリングとニードルのみなのでクリーニングしやすいですね。
完全分解後、清掃、磨きをかけてメンテナンスをしており点火確認もしていますがちらつきもなく良好な状態です。当ショップのインスタグラム(@supervintagedepot2018)にて点火動画を掲載しています。お時間ある時にご確認ください。
《年代》
「8 12」
1928年12月製造
《商品内訳》
L220 本体
《状態》
この年代を加味すると全体的に使用感少なくメッキもキレイに残る良好な状態です。この時代のメッキは剥げているものが多いのですがここまでキレイに残っているのは珍しいと感じます。フィラータンク内にもサビがほぼ見られず点火の際の燃料の吸い上げもスムーズでした。タンクはポンププランジャー付近に軽度なえくぼがあります。またベンチレーターは欠けやサビなどが見られます。本品もしっかり分解し経年を感じさせないメンテナンスを施しました。そろそろ100年を経過しますが、時を感じさせない元気の良いランタンになります。
※詳細は画像にてご確認ください。
※完全分解清掃をしておりますが、年代物のため商品がお手元に届く際に燃焼するかは保証できません。ある程度メンテナンス出来る方を対象に販売させていただきます。
※送料・消費税込み
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¥62,800
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