コールマン PQ シャンデリア クイックライト

初のPQシャンデリアの入荷です。まず最初にこちらはシェードなしのランプ単体の出品になります。お手持ちのシェードと合わせてお使いいただければ幸いです。

製造は1916年から1928年までの12年間になります。資料によると600キャンドルパワーなので数値としてはなかなかの光量です。フューエルタンクの容量が大きいため燃料がしっかり入ります。その分エアー注入のポンピングも大変ですが、一度点火してしまえばかなりの時間燃焼し続けると思います。点火確認は約2時間して、その際にはチラつきもなく安定した燃焼でした。

実は今回の燃焼確認は最初から上手くいくと思っていませんでした。と言うのもPQを取り扱うのが初めてで、分解清掃をしてしっかり組んだのですがタンク内クラックやバルブの締め具合い、ジェネレーターの不具合など様々な懸念があったため仮として点火したところスムーズに点火ができてしまったため、今まで黙々と撮り溜めてきた点火作業一連動画を撮ることが出来ず点火後の動画になりますが後日インスタグラムにアップさせていただきます。ただよくよく考えればCQ2台分の点火を一つのタンク内燃料でまかなっているだけですね。燃料の消費は通常のCQに比べると減りが早いと思いますので最初からしっかり入れておいた方がいいと思います。

今回はシェードが付属しません。点火確認の際に本来のシェードを通しての灯りではなかったのですが、それでも左右共に火入れすると迫力あります！当時はこれをリビングの天井からぶら下げて一家団欒を楽しんだんでしょう。ちなみにPQの純正シェードは321か329になります。

人の外から周りを照らす、ランタン
人の集まる中心にある、テーブルランプ

同じ灯りでも、その場にいる人に違った印象を与えます。
キャンプスタイルも変わってくるかもしれませんね。

《年代》
1916年～1928年

《商品内訳》
PQ シャンデリア

《燃焼 》
今回もすべて分解し、それぞれのメンテナンスをしっかり行いました。燃焼テストも行いましたが、問題なく点火しますので安心してお使いいただけます。従来のCQ同様ですが、燃料を入れてポンピングします。圧がかかった状態でひとつづつ点火していってください。ツーマントルならぬフォーマントル（？）なので空気圧をしっかりかけてあげてください。
点火確認動画をインスタグラム（@supervintagedepot2018）に掲載予定です。
※インスタUPと商品掲載には時差があります。

《状態》
本体のオイルタンクですが、細かく見ますと小キズ、サビ、ヨゴレなどが多少あるものの全体的にキレイな状態です。すべて磨き済みで鏡面仕上げをしています。唯一、フィラーキャップ下に小さなエクボがあります（画像参照）。タンク内はサビ落としを行い、長期防錆剤でコーティングしてあります。バルブ周辺ですがグラファイトパッキンを新しくしていますのでエアー漏れはありません。同様に各接合部も今後の経年を考慮してシーリング剤にてエアー漏れを防いでいます。機関部に関しましてもすべて分解済みになります。サビ、煤、油汚れを除去し、クリーニング後に磨き済みです。ジェネレーターは左右共に当時のQ99をお付けしています。点火確認で使用しておりますが、燃焼が安定しているところを見るとこのまま交換せずにお使いいただけると感じます。ただQ99はクリーニングニードルが付いていませんので詰まりが起きやすいです。定期的に外してクリーニングしてあげることで長持ちします。またフィラーキャップには手締めできるようにするためゴムパッキンを噛ませてあります。
※詳細は画像にてご確認ください。
※当ショップでは燃焼テストを行っていますが、年代物のため商品がお手元に届く際に燃焼するかは保証できません。ある程度メンテナンス出来る方、扱いに慣れた方を対象に販売させていただきます。
※ご不明な点は何でもご質問ください！
※送料・消費税込み