コールマン製ミリタリストーブ 1943年製造

かなりマニアックなストーブの入荷です。

第二次世界大戦のアメリカ陸軍医療部隊にて採用されていたコールマン製のミリタリーストーブになります。

正確にはUSAMD(United States Army Medical Department)の医療チームが医療用煮沸消毒に使用したシングルストーブになります。一見、キャンプとは無縁に感じますが、そのデザイン性が秀逸でミリタリー好きな方にはそそられるギミックが凝縮されています。ソロキャンプや、ちょっとしたお酒のつまみの調理、お湯割りの湯沸かし、朝のコーヒーなど、「ちょっとした」時に最適なストーブですね

本来ミリタリーストーブというと、520系などのGIストーブを始めとする縦型のストーブが有名ですが、こちらはフューエルタンクが横型になります。またスキレットやポット、ロースターなどを置くための五徳がテーブルのように別で存在するため、組み合わせてお使いいただけます。とても使い勝手がよく、すべてコンパクトにまとめて収納が可能です。252系のミリタリーランタンにも言えることですが、アメリカ軍納品のランタン、ストーブは作りがとても良くできており、実際に現地（戦場）で使用した時に不便でないようよく考えられた作りだと感じます。

この527ミリタリーストーブで言うと、医療チームがコンパクトに持ち運びできるように小さなケースにすべて収納可能となっています。もちろんスペアパーツも同梱されていて、ジェネレーターは新品が2本もストーブに付属されています。また、バルブをひねる取っ手はストーブからチェーンで繋がれており、フィラーキャップを締める工具や現地でのちょっとした不具合を解消したい時に使うメンテナンスレンチにもなります。もともと煮沸用のストーブのためタンク容量はハーフパイント（約230ml）しかありません。その分すべてがコンパクトに設計されており、持ち運びに特化したミリタリーストーブというわけです。またケース、五徳なども足を引き出して組み立てる仕様であるため、無駄を極力省いたデザインとなっています。

すべての付属品が欠品することなく揃っている状態です。

少し変わり種ですが、人と違ったこだわりのミリタリーストーブ、いかがでしょうか。

今回は1943年製の527ミリタリーストーブをデッドストックで掘り出しました。デッドストックを点火テストするか否か毎度悩むのですが、今回は当ショップ初の527であること、また日本国内でも流通量が少なく、いざお客様の手に渡った時に点火しないとなると527の情報があまりにも少ないため修理に困る、メンテナンスできない事態となってしまうため、事前に一度私の方で点火テストをさせていただきました。

その様子は当ショップのインスタグラム（@supervintagedepot2018）に掲載させていただきます。

ちなみに、過去一、分解に苦労しました
たぶん、もう二度と527は仕入れません
すべてが固すぎましたね(+o+)
デッドストックでこんな感じだと、使用感あるものはもっと苦労しそうです
そして、情報が少なすぎますね
販売しておいて申し訳ないのですが、未だに付属五徳関連の正式な使い方が分かりません

《年代》
1943年製造

《商品内訳》
本体（ハーフパイント527ミリタリーストーブ）
付属類（ケース・煮沸ケースなど）
取扱説明書
メンテナンスパーツ（未開封）
新品ジェネレーター（２本）

《状態》
すべて画像にある通り分解済みで経年のサビを落とし、固着した部分を解消したのちに磨き直して組み上げています。上述の通りですが、もともとデッドストックであったためケース内に収納された527ストーブやその他もろもろの付属類の状態はきれいです。サビはすべて取り除いてありまして、多少の金属類の変色が見られる程度の美品です。唯一、経年を感じるのが外ケースでして、サビなどが見受けられます。可能な限り取り除いてありまして機能的にも問題はありませんが、所々メッキが剥がれてしまっている箇所がございます。
肝心の燃焼テストですが、問題なく安定した火力を発しています。バルブ、クリーニングチップ、ポンププランジャーなどの動作もスムーズです。
※詳細は画像にてご確認ください。
※完全分解清掃をしておりますが、年代物のため商品がお手元に届く際に燃焼するかは保証できません。ある程度メンテナンス出来る方を対象に販売させていただきます。
※消費税、送料すべて込みの金額になります。
※ご不明な点はご質問ください。
※送料・消費税込み