KAMPKOOK（AGM） WCS32 フルオリジナル ビンテージ ツーバーナーストーブ

KAMPKOOKのビンテージストーブが入荷しました。

AGMはアメリカンガスマシーン（AMERICAN GAS MACHINE）というブランドの頭文字ですが、その歴史はコールマンとほぼ同時期創業のランプやストーブの老舗ブランドです。1903年に創業後はストーブやランタン、ランプなどの専業メーカーとして人気を博しましたが1940年、経営不振によりQUEEN STOVE WORKS社に買収されます。1940年代の第二次世界大戦では軍需としてランタンの製造をしていました。おそらくAGMというとコールマンでいう252系ミリタリーランタンのファクトリー違いでよく見かけるブランドだと思います。その後は結果的にブランドとしての再起は難しく、サーモス傘下に入るも1960年代後半に廃業を迎えます。KAMPKOOK、KAMPLITEなどの「KAMP〇〇〇〇」は1940年にQUEEN STOVE WORKSに買収された後のブランディングになるためAGMは明記されていません。このKAMPシリーズもアメリカでは大変人気のあるシリーズになります。

今回はKAMPKOOKのWCS32というモデルになります。色が独特でタンクとボディ上部がコッパ―メッキを彷彿させるような赤褐色で、この色合いをPINKY（ピンキー）カラーと呼びます。ボディ下部はオフホワイトにひび割れたようなデザインが入っていて、PINKYとの絶妙なコンビネーションになっています。同じコンビネーションのランタンもありますが、そちらもなかなか市場で見かけないビンテージ品です。またメインバーナーが左にあるのでポンププランジャーが右横にあるのも新鮮です。フィラーキャップとプランジャーが重なっている仕様のため、プランジャーをチェックバルブごとねじ開けてオイルを入れます。プランジャーはエアーホールが開いていないのでポンピング時に少し違和感を覚えますが、プランジャーの長さも十分の為タンク容量のわりにポンピングが楽に感じました。バルブはKAMPKOOKの代名詞である桜型になります。

状態ですが、奇跡的にPINKYカラーにペイントロスの非常に少ない大変素晴らしいコンディションです。また五徳下部へのダメージも少なく、ツーバーナーとしては申し分のない美品だと感じます。特に蓋部分や円筒タンクはツヤも残るペイント状態でおそらく使用回数も大変少ない個体だと思います。60年代なのでそこまで古いものではありませんが、すでに60年以上を経ていますのですべて分解してクリーニング後に一つ一つ組みなおしています。燃焼も大火力でキャンプには心強い味方ですね。デカールも大変きれいです。

ご検討よろしくお願いいたします。

《年代》
刻印なし
※QUEEN刻印のため60年代

《サイズ》
横 cm
縦 cm
高さ cm
※収納時の大きさになります

《商品内訳》
KAMPKOOK ツーバーナー

《燃焼 》
今回もすべて分解し、それぞれのメンテナンスをしっかり行いました。燃焼テストも行いましたが、問題なく点火しますので安心してお使いいただけます。上記の通りですが、実際に点火している動画を掲載しますので、ご確認ください。
※インスタUPと商品掲載には時差があります。

《状態》
上記の通りですが、外観はペイントロスの少ない大変きれいな美品だと感じます。また分解して中身もチェックしましたが、細かいパーツの腐食もなく組みなおした後は勢いよく燃焼してくれました。普段425系をよく点火確認しますが、円筒タンクの容量が大きい分、しっかりプレッシャーをかけて点火すると豪炎です。ツーバーナーの二口目もとろ火どころか大火力でした。いつも425系はコンパクトだが火力はそこまで弱くない、と言っていますがさすがにこのWCS32と比べると弱いのかもしれません。。
※詳細は画像にてご確認ください。
※当ショップでは燃焼テストを行っていますが、年代物のため商品がお手元に届く際に燃焼するかは保証できません。ある程度メンテナンス出来る方、扱いに慣れた方を対象に販売させていただきます。
※ご不明な点は何でもご質問ください！
※送料・消費税込み