2020/03/18 20:30
テーブルランプの持ち運び
先日お客様からお問合せをいただきました。
「テーブルランプってどうやって持ち運ぶの?」
そりゃあもちろん、タオルにくるんだり、クーラーボックスに入れたり、同乗者にずっと抱かせたり、、、。
特にガラスシェードは割ってしまうとショックが大きすぎて絶食状態に陥ったり、精神がかなり不安定になってしまったり、他人に八つ当たりしてしまったりするので要注意です。しかもキャンプ場に到着して荷下ろししている間に割れていることに気付いてしまった時などは、もうキャンプせずにそのまま帰宅したくなります。
はい、過去に何度か経験があります。
大切にしていた純正のオパールホワイトのミルクガラスシェード、濃い飴色のアンバーシェード、この二つは燃えないゴミの日に消えていきました。。泣
たしかに、今までテーブルランプの積み込み、持ち運びに対して真剣に考えてきませんでした。
なぜでしょうか。
ビンテージは限りある在庫のはずなのに、なぜ大切に扱わなかったのか。
受けるショックがこれほどまでに大きいのに、なぜそこを真摯に受け止めずに今まで見て見ぬふりをしてきたのか。
なぜ、、、。
なぜなんだ、、、。
、、、。
はっ!
そうだ、そうなのだ!いや、そうだったのかっ!
そう、コールマンから発売されていなかったからだっ!
1910年代頃のテーブルランプは持ち運ぶことを想定していない。あくまでも電気の普及が行き届かない家庭の照明として発売されたため、もちろんケースなど存在しない。まして、そんなテーブルランプ用のケースに需要はない。
だからこれといったテーブルランプ用のケースが世の中に出回らず、特にインスタなどのSNSを徘徊しても「これだっ!」というようなケースがなくビンテージ業界(のケース部門)が全体的にふわついた、うやむやな空気感に満ち溢れているのだ!これは日本のみならず世界中で言えることだ!
これはまずい。
このままでは更に被害を拡大するだけだ!
深刻な問題だ!
ただ、どうする。。
そんなに簡単に買ってこれるものではない。
だって世の中に存在していないのだから。
ならば、作ってみましょう。
って口だけで、手に何の職も持たない自分に何ができるんだっ!
と、漠然と思ったところからすべてが始まりました。
第10話「コンセプトと依頼先」に続きます。
以下、今回の4話にまたがるオリジナル商品完成までの流れです。
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・きっかけ
・どんな商品にするのか
・どこに頼むか
・出会い
・「美術木箱うらた」について
・サンプル作成
・サンプルの模索
・シェード収納は1つ?2つ?
・完成
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